途上国に通じる技術とは?


長崎の出津でド・ロ神父に出会って「技術移転」についていろいろと考えさせ
られました。
もしも、いま途上国に「青年海外協力隊」の一員として派遣されたら。どうい
う技術を持っていったらいいのかを考えてみました。
皆さんだったらどういうものを持っていきますか?

ずっとまえに上前淳一郎の「読むクスリ」という本を読んでいたら、そのヒン
トになる話がいくつか載っていました。

フィリピンに青年海外協力隊として派遣されたある青年の話。
フィリピンでは洗濯の時に衣類をたたいているそうです。これでは生地が傷む
し、洗濯としては非合理的なので、かれは日本から「洗濯板」をとりよせてこ
れを使って洗濯をすることを指導しました。
これがうけて、その町では洗濯板を製造することになって町おこしにも役に立
ったということが紹介されていました。
いまから40年くらい前に日本の中で生きていた道具が役に立ったわけです。

こういう発想の道具や技術が必要なのですね。
ほかにはなにか思いつきますか?