キリスト教一致祈祷週間にあたって


 この1月18日からの1週間は「キリスト教一致祈祷週間」です。
この企画は、世界教会協議会(WCC)と教皇庁キリスト教一致推進評議会が共同で企画しているエ
キュメニカル運動の一環となっています。

 私の属するカトリック鶴見教会では、1月22日に地域のプロテスタントの教会(日本キリスト教
会鶴見教会)との合同祈祷集会が午後3時より予定されています。
 この合同祈祷集会は、もう30年以上続いております。最初は鶴見地区の4教会によって行われて
いましたが、残念ながら現在は2教会となってしまいました。
 4,5年前から夏にも交流会が行われ、バザーやその他の行事に相互の教会員が訪問するなど、交
流が進んでいます。

 祈祷集会では、司祭と牧師の共同司式による祈祷集会のあと、「分かち合い」の集会が行われます
。毎年両教会から50名以上の信徒が参加します。この分かち合いでは、教派は違っても同じ信仰を
もっていることが確認されます。

 いまから20年以上前に、私が信徒会長であったときでしたが、こんな画期的な試みが行われまし
た。
 日本キリスト教会鶴見教会が、教会の改築のために、日曜日の礼拝の場所としてカトリック鶴見教
会を、約1年間使用しておりました。
1階のホールでは、プロテスタント教会の日曜礼拝が、2階の聖堂ではカトリック教会のミサがほぼ
同時に行われていたのです。
 これは歴史的にも画期的なことでした。

 ここのところ、さらに交流を拡大し、地域に共同で働きかけることをしてはどうかということが検
討されております。
 今年の祈祷集会はどのような集まりになるでしょうか。楽しみにしております。