女たちのイエス


女たちのイエス                       

 福音書で一番おもしろいのはこのテーマではないかと思う。私はこれをフェミニズム聖書学者ユル
ゲン・モルトマン・ヴェンデル著の「乳と蜜の流れる国」(新教出版社)という本からヒントを得た

 ユルゲン・モルトマン・ヴェンデルは有名なプロテスタント神学者モルトマンの妻である。

先ず、次の4つの箇所をその中の共通点を意識しながら読むようにしてほしい。いずれもイエスと女
性たちとの関わりを示す箇所である。

1、カナの婚宴    (ヨハネ2章1〜12節)
2、出血症を病む女   (マルコ5章25〜34節)
3、カナンの女     (マタイ15章21〜28節)
4、ラザロの復活のマルタ(ヨハネ11章19〜41節)

 さてこの四つの箇所に共通することは何か?お気づきになったであろうか?